基本方針・行動規範・コンプライアンス

基本理念

  • 組合員の漁業経営の発展
  • 多獲性水産物の国民への安定供給
  • 地域社会への貢献

日本遠洋旋網漁業協同組合(以下「組合」という。)は、水産業協同組合として、水産基本法(平成13年法律第89号)に規定されている水産物の安定供給の確保や水産資源の持続的な利用を確保しつつ、我が国の漁業生産の増大を図ることなどの同法基本理念の実現に主体的に取り組むことが求められている。

このような基本認識の下、当組合は、「相互扶助」を旨とし、水産物の安定供給の確保、水産物の持続的な利用、我が国漁業生産の増大に貢献するため、組合員の漁業経営の維持・発展を目指し、製氷、水産物の冷凍・加工・販売等の事業を展開する。

この目的の達成のため、組合は、組合員が漁獲対象とする水産資源の適切な管理や組合員の漁業経営に係る構造改革を確実に行うとともに、自らが行う事業の適切な実施や加工・流通関係業界等と連携した水産物流通の合理化や高度衛生化の取組により組合経営の健全性を確保し、関係地域における浜の機能再編・活性化を図る。

これらの取組により、組合は、社会の一員として地域社会への貢献と責任を果たす。

役職員行動規範

この行動規範は、組合が社会の一員として、広く社会に認識され、事業活動が信頼されるものとなるよう、役職員の日々の行動のあり方を明示したものである。

本組合役職員一人ひとりが、この規範を遵守して行動する。

  1. 事業活動への真摯な取組みと挑戦
    1. すべての役職員が自らの業務に真摯に取り組み、組合経営の健全性を維持し、各種事業活動の円滑な遂行を通じて組合員の経営発展と地域水産業の振興に貢献する。
    2. 現状に満足することなく研鑽に努め、新たな業務や業務の改善に挑戦し、事業の発展を図る。
  2. 法令の遵守・倫理の確立
    1. すべての業務において、法令を遵守するとともに、組合が定めた定款・規約・諸規定に則り、適正に職務を遂行し、関係者から信頼される行動をとる。
    2. 水産物の安全性を確保し品質向上に努め、消費者の信頼に応える。
    3. あらゆる人々の基本的人権を尊重し、差別や嫌がらせを行わない。
    4. 社会の秩序や市民生活の安全に脅威を与える反社会的勢力とは一切の関係を持たず、その脅威に屈しない。
  3. 働きがいのある職場環境づくり

    組合の基本理念の達成に向かい、それぞれが組織の一員として積極的に役割を果たすとともに、個々の人格を尊重しながら相互のコミュニケーションを深め、チームワークを発揮して事業活動を推進し、皆がやりがいを感じられる職場づくりに努める。

コンプライアンス基本方針

すべての役職員が、組合の「基本理念」を自覚し、「行動規範」を遵守して真摯に業務に取り組み、組合員への質の高いサービスの提供、健全な組合業務運営を通じて地域経済・社会の発展に貢献する。

判断の根拠を広く社会に求め、利益とコンプライアンスが相反する場合は、迷わずコンプライアンスを優先する。
法令その他の社会的規範を正しく理解し、また、公私の別をはっきりさせ、以下の行為は行わない。

  1. 法令・定款・規程等に違反する行為
  2. 他の役職員に対する法令等に違反する行為の指示、命令、教唆、強要及び許可、承認又は黙認
  3. 反社会的勢力との関係及び取引行為
  4. 差別や嫌がらせ、セクシャルハラスメント・パワーハラスメント行為
  5. 取引先との癒着、不正な循環取引、粉飾決算などの不正行為
  6. 組合内で知り得た顧客並びに組合機密情報を第三者に漏洩する行為

コンプライアンス意識は、前向きで風通しの良い組織風土の中で育まれ定着することを認識し、役職員相互のコミュニケーションを深め、チームワークの発揮に努める。
ミスや顧客からのクレームなどの不都合な情報ほど速やかに組織内に伝達・共有し、組織として迅速・適切・丁寧に対応する。
また、経営情報の積極的かつ公正な開示及び地域に根ざした漁業協同組合らしい活動等を通じて、取引先はもとより広く地域社会とのコミュニケーションを図る。